食中毒に関する基礎知識(4) 病原性大腸菌O-157

【病原性大腸菌O-157
大腸菌は、健康な人の腸にも存在する細菌です。しかし、1996年に全国各地で集団食中毒として猛威をふるい、多数の死者を出した菌は、『病原性大腸菌O-157』として別に分類されています。

この菌による下痢は、はじめは腹痛を伴う水溶性の下痢ですが、後には血性下痢(血便)となることから、腸管出血性大腸菌と呼ばれています。

この菌は、『ベロ毒素』と云われる毒素を産出することが特徴で、これにより肝臓や脳に重大な症状をきたします。菌の感染力や毒素は赤痢菌並みと云われ、大阪府堺市では感染病に指定されました。

普通、細菌性食中毒の発症菌量は100万個程度と云われていますが、この菌は100個とも1000個とも云われ、発症菌量が非常に少ないやっかいな菌です。従って、感染した患者の便を拭いたり、便のついた衣服などを通じて、手・指に付着、この手で食品を触ると簡単に2次感染をし、広がっていきます。

また、抗生物質はこの菌を殺す事はできますが、菌が出した毒素には効果がありません。特に、抗生物質によっては、毒素の菌体外放出を、かえって促すという報告もあります。

O-157の予防や2次感染を防止するためにも『食中毒に関する基礎知識』を勉強し、整理・整頓・清掃・清潔・躾の『5つのS』に留意し、全員参加のクリーンな職場を作り、お客様に安全と信頼を売るお店にして下さい。



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