商品開発 第1章 『生活者中心時代』の商品開発戦略(1)
序章で、既存商品の『不満を聞き取る』ところから商品開発が始まると書きましたが、具体的には『価格』『容量』『サイズ』『機能』鮮度』『使いやすさ』等々が、不満として表現されます。
従って、『無から有を創り出す』生産中心時代の商品開発は通用せずに、既存の商品を生活者の声をもとに改善していくのが、『生活者中心時代』の商品開発戦略になります。
『生産中心時代』にあらゆるジャンルの商品が開発され、世に送り出されてきました。そして、その中で消費者の必要性を満足させえた商品だけが生き残ってきました。
現在の商品開発は、『生産中心時代』に開発された多くの商品を生活者の視点で再点検し、生活者の視点で改善を図って新たに開発し直すことが、『生活者中心時代』の商品開発です。
具体的には、生活者の実際の生活シーンの中から、より実生活にマッチした商品を提案することです。
注)新しい技術・新しい発想などが全く不必要と書いている訳ではありません。技術革新などは必要です。
しかし、その技術を利用するにあたり、如何に生活者の不満を解消するかが問われます。
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